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台東区 浅草 「台東旅館 改修工事」 -12                                      「エコな建築をめざす」

 台東区は地元浅草にて、築50年以上になる純和風旅館の改修工事を進めております。
 昭和40年代の高度成長期の頃は、上野駅に着いた季節労働者の方々、行商の方々、あるいは浅草の舞台に立つ旅廻りの役者さんの常宿として愛用されてきました。
 
 高度成長期の終焉とともに、浅草も活気が消えると、世間の荒波にもまれて、一時は休業を余儀なくされましたが、オーナー様の熱意で建物だけは温存されて来ました。

 時代は平成に移り、有難いことに、浅草が見直されると、海外からのバックパッカー旅行者が来るようになり、先見の明がある支配人様が、外国人用旅館として再スタートしました。
 現在はヨーロッパ方面からの旅行者のための和風旅館として盛況です。 当然、現支配人様は数ヶ国語で対応しています。

 てな訳で、屋根、外壁の改修工事も終盤です。 屋根は日本瓦から、カラー鉄板曲げ加工の瓦棒葺き屋根、外壁はジョリパット荒こて押さえ仕上げです。
 
 建物内部は、内観を損なう工事はNGのため、耐震補強はしていません。 和風壁の漆喰塗り程度です。
 解体撤去した日本瓦の全重量は、約 9,5t もありました。 瓦棒屋根は 0,5t 程度です。 屋根重量が激減しただけでも、耐震効果はあると思います。

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  1階 平面図です。 当然すべてが和室です。 
  この和風感がヨーロッパからの旅行者にはオリエントスタイルとして好評のようです。

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  2階 平面図です。 さすがに便器は洋便スタイルです。 

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  屋根伏図です。 
  今回の改修で瓦を撤去して、カラー鉄板曲げ加工の瓦棒葺き屋根としました。

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  工事も終了近い屋根廻りの作業です。

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  同じく屋根廻りです。 棟板の仕上げをしています。

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  建物南側のひじ掛窓廻りの外壁補修状況です。

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  同じく、ひじ掛窓廻りです。 このひじ掛窓の格子台もレストアします。

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  ひじ掛窓の格子台のレストア図面です。 
  使用材料は予算の都合で 「桧材小節付き材」 程度です。
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高田工務店

Author:高田工務店
台東区は浅草の下町で、建設業の工務店を経営しています。
私で3代目となります。建設不況といわれていますが、世間様の荒波に負けることなく、日々楽しみながら頑張っております。
建設現場の楽しいことなど、いろいろとお知らせします。

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エコな日々、エコな建築をめざす
 「エコロジー」という言葉が使われて久しいですが、本業の建設業に「エコ」を求めるには、まず初めに自分自身が「エコロジスト」であることが重要と考えています。   移動はなるべく自転車を基本として、生活全般に「エコロジー」を取り入れるべく努力しております。
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